フランク・ミュラー マスターバンカー かなり無理な構造のフラッシュフィットがヤバい!!
このブレスレットの第二の弱点は、ブレスレットと時計ケース本体を接続している部分であるフラッシュフィットです。
上の画像の赤い四角形で囲ってある部分ですが、フランク・ミュラーのこのトノーカーベックスというモデルは、ここの構造が物理的な法則をほぼ無視した作りになっており、本来であれば絶対に接続できない状態であるのにガチガチに力が強いバネ棒が無理やり踏ん張って、時計ケース本体とブレスレットをつないでいるのです。
かなり無理な形の接続なので、使っているうちにユルんできて、上の画像の四角形で囲ってある部分に徐々に隙間が空いてきます。
そして、その隙間がどんどん広がってきて、ある日突然ブレスレットが時計ケース本体からはずれて、手首から時計が脱落するのです!!
これは正直怖いです!!
小さいコマが連なっているブレスレットは柔軟性もあり、時計ケース本体の裏側も内側へと湾曲しているので、着け心地自体は悪くはありませんが、いつ脱落するのかわからないという恐怖のために、その着け心地の良さも半減します。
重量バランス的にはやや時計ケース本体に偏っているので、なおさらブレスレットの脆弱さが気になります。
中古品を買われる際は、このフラッシュフィットの部分に大きな隙間ができていないのかどうかを確認すること、これは必須です。
ただ、フラッシュフィットの場合はまだ予兆があるからいいんですよね・・・隙間が開いてくるという予兆が・・・(笑)
ブレスレットのコマの外側のパーツがはずれるというトラブルに関しては、ある日突然いきなりはずれるのだそうです。
これはいつ爆発するのかわからない時限爆弾!! こんな時計、怖くて正気では着けてはいられません!
あと、ブレスレットを留めるクラスプがバカになってはずれやすくなる、風防がはずれるなどトラブルは枚挙に暇がなく、美しさと引き換えに日常生活で求められる実用的な耐久性をほとんど失ったと思われても仕方がないような時計です。
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